日本は和食の文化を大切にしている地域で、いまでも1日3食のうちの1食は和食を味わっているという方が大半です。白米に味噌汁、そして漬物などで構成をされますが、このうちの漬物に至っては1500年以上もの長い歴史を有している食べ物です。奈良時代に唐から僧侶が製法を持ち帰り、和歌山県で最初に作られました。いまでは大根だけでなくナスや白菜やウリなどで作られていますが、当初は大根のみというシンプルなものでした。

適度な塩分と発酵させた味噌の深い味わいが魅力で、いまでもスーパーマーケットで豊富な品揃えで販売をされています。そこでここでは、この日本伝統の漬物を簡単に自宅で作れる方法をご紹介しましょう。使用するのは業務用ガラス容器であり、約1リットル程度から2リットルほどの大きさのものを活用します。業務用ガラス容器の良さは、しっかりとフタをして気密性を維持できる点です。

漬物は本来は暗室に保管をしないといけませんが、現代の住宅ではそのスペースを確保するのは困難です。冷蔵庫に入れる事を想定して業務用ガラス容器を使うのが良いというわけになります。シンプルなたくあんを作るには、大根とぬか床と塩のみです。あとは業務用ガラス容器の中に材料を投入して、冷蔵庫に寝かせておきます。

注意をしたい点は、毎日1回はぬかをかき混ぜないといけません。内部は発酵するため、そのまま放置をするとガスの影響で大根が腐敗をしてしまいます。